本日は交通事故が起こってしまう精神的な病気
PTSD(心的外傷後ストレス障害)について解説します。
◆交通事故とトラウマ
犯罪や災害で自分に取って恐ろしい経験をすると、
誰もがさまざまな精神反応を起こします。
トラウマは身体的なケガに例えると、手足を失ったり、複雑骨折
したようなもので、少しの擦り傷とは違いそう簡単に直らないし、
後遺症となってうつ病になることもあります。
◆後遺症の全体像
事故
↓(急性期1ケ月)
・急性期の一般的反応
・解離性障害
・急性ストレス障害
・パニック障害
慢性期
治療、ほぼ正常の状態
・Ptsd
・うつ病
・不安障害(パニック障害含む)
・恐怖症
・身体化障害
・アルコール依存症
・対人関係の問題
・社会生活機能の低下
◆交通事故被害者によくみられる精神的反応
・麻痺、ショック、否認、解離
特に、事故の直後にこのような症状が見られます。
被害者は、事故のときは平静だったとか、現実とは思えない、
悪い夢を見ているようだ、信じられないというような発言をすることがある。
これはあまりにショックな出来事の際には物事を受け入れられなかったり、
感覚や感情の麻痺が起こるためである。これは、耐え難い出来事に対する
心の防衛反応の一つと考えられています。